
こんなお悩みを抱えていませんか?
ブログ収益化を目指すのであれば検索エンジン上位表示を目指すSEO対策は必須の施策です。
中でもアクセスに直結するキーワード選定は避けては通れない施策のひとつと言えます。
キーワード選定のやり方は色々とあるのですが、今回はキーワードを選定するとともにブログの構成も一緒に構築していくやり方を解説していきます。
これからブログ収益化を目指す初心者の方には参考になる内容だと思いますのでぜひご覧ください!
・・・というわけで本記事を読むと
- キーワード選定とは?
- キーワードを選定する理由
- キーワードの種類
- キーワード選定手順
以上のような内容を知ることが出来ます。
キーワード選定とは?
キーワード選定とは検索エンジン上位表示を目指すSEO対策のひとつです。
ブログへのアクセスの9割方は検索エンジンからの流入となりますので、狙ったキーワードで検索上位を目指すSEO対策はブログ運営者の必須の施策と言えます。
なるほど!じゃあ、狙ったキーワードを含めてブログ記事を作成すれば良いのか!
と思うのですが、そう単純でもないのがキーワード選定の難しいところです。
誰もが思いつくキーワードであればすでに上位には競合サイトがひしめき合っていますのでそこに割って入るのは容易なことではありません。
とはいえ、誰も検索しないようなキーワードで上位表示されても、そもそも検索する人がいないので劇的なアクセス増を見込むことができません。
競合が少なく、なおかつ実際に検索されることが予想されるようなキーワードを選ぶのがキーワード選定の肝と言えます。
キーワードを選定する理由
キーワードを選定する最大の理由は前述したようにSEO対策のためなのですが、キーワードを含めた記事を作成する理由はそれだけではありません。
キーワード選定を行う主な理由としては以下のような点が挙げられます。
- 記事のテーマを明確にする
- ユーザー満足度が高い記事に仕上げる
記事のテーマを明確にする
キーワードを選定することで記事のテーマを明確にすることができます。
逆にキーワードをしっかりと選定することなく記事を書くとあれもこれもと色んな情報を盛り込みすぎてしまいテーマが曖昧になってしまいがちです。
ブログ記事はキーワードをもとに読者さんの検索意図を汲み取り、適切な応えを返すことが何よりも重要です。
不必要な情報ばかりの記事では読者さんはすぐに離れていってしまいますのでキーワード選定は必須と言えるでしょう。
ユーザー満足度が高い記事に仕上げる
前述したようにブログ記事では読者さんの検索意図を汲み取り、適切な応えを返すことが何よりも重要です。
キーワード選定をすることで読者さんの検索意図を汲み取ることが可能になりますので必然的に読者さんにとって満足度が高い記事となるはずです。
キーワードを決めずに作成された記事はどうしても内容が散漫になってしまいがちです。
読者さんにとって必要な情報のみに焦点をあてた満足度の高い記事に仕上げるためにはキーワードはしっかりと定めるべきと言えるでしょう。
キーワードの種類
キーワードは検索ボリュームの違いによって以下のように分類されます。
- ビッグキーワード
- ミドルキーワード
- スモールキーワード
ビッグキーワード
ビッグキーワードとは月間検索数が1万回を超えるような検索回数が非常に多いキーワードのことを指します。
検索数が多いのでビッグキーワードで検索上位を獲得すれば相当なアクセスを見込むことができます。
とはいえ、ビッグキーワードでの検索上位には企業系サイトや大手ウェブサイト等、強力なライバルがひしめき合っていますので個人ブログがビッグキーワードで検索上位表示を実現するのは現状ではかなり厳しいです。
また、ビッグキーワードは単一語句の場合がほとんどですので、読者さんの検索意図を上手く汲み取ることもできません。
こうした理由から記事単体でビッグキーワードを狙うのはあまり得策とは言えません。
ビッグキーワードについては記事単体ではなく、ブログ全体で狙うようにしましょう。
ミドルキーワード
ミドルキーワードはビッグキーワードには劣るもののある程度の検索数を見込むことができるキーワードです。
月間検索ボリュームとしては1万回~1000回程度が想定されます。
ミドルキーワードの場合は、2語程度の語句を組み合わせた複合キーワードとなることがほとんどです。
ビッグキーワードと比べればかなり読者さんの検索意図を汲み取りやすいのですが、少し曖昧なところもあります。
例えば「腰痛 治す」というキーワードの場合、検索意図としては「腰痛を治したい」ということは分かるのですが、そのためにどのような情報を欲しているのかまでは汲み取ることができません。
グッズを探しているのか、はたまた病院を探しているのか、真の目的が曖昧なんですよね。
そのため、ミドルキーワードもビッグキーワード同様に記事単体で狙うべきキーワードとしては不十分といえます。
スモールキーワード
スモールキーワードとは月間検索ボリュームが1000回未満の検索回数が少ないキーワードです。
3語以上の複合キーワードとなることが多く、検索回数は少ないものの読者さんの検索意図が分かりやすいのがスモールキーワードの特徴です。
例えば「腰痛 治す」というキーワードでは読者さんの検索意図は曖昧ですが、「腰痛 治す グッズ」というキーワードであれば読者さんの検索意図ははっきりと汲み取ることができますよね。
読者さんのニーズを満たす記事を書くためにはこうしたスモールキーワードを積極的に拾っていくことが重要となります。
また、ドメインパワーが強い企業系サイトや大手ウェブサイトは拾いきれないような細かいキーワードを扱うことで個人ブログでも上位表示を目指すことが可能となりますので、記事単体ではこうしたスモールキーワードを意図的に狙っていくようにします。
キーワード選定手順
それでは実際にキーワードを選定する手順について解説していきます。
- ブログ全体で狙うキーワードを決める
- カテゴリ毎に狙うキーワードを決める
- 記事毎に狙うキーワードを洗い出す
- 検索ボリュームと競合性をチェックする
- キーワードを整理する
①:ブログ全体で狙うキーワードを決める
まずはブログ全体で狙うキーワードを決めます。
ブログ全体で狙うべきキーワードについてはあなたが展開するブログのテーマに準じて決定します。
ブログテーマの決め方については以下の記事で解説していますので、まだブログテーマを決めていないという方は参考にしてください。
>> 収益化のためのブログテーマの選定ポイント・手順を解説!
例えばブログのテーマが「Webデザイナーを目指す人におすすめのスクールや通信講座を紹介する」ことなのであればブログ全体で狙うべきキーワードは「Webデザイナー」となります。
ちなみに「Webデザイナー」というキーワードはaramakijake.jpで月間推定検索数を調べてみると以下のような結果となりました。
Googleでの検索回数が48,400回ということなので紛うことなきビッグキーワードと言えます。
サイト全体で狙うキーワードは記事単位で狙うキーワードとは異なりますのでこの程度の検索回数であれば、あまり競合環境を気にする必要はありません。
とはいえ、過度に検索回数が多いビッグキーワードの場合は競合環境が厳しいのはもちろん、後述するカテゴリ毎、記事毎に狙う複合キーワードも膨大な数となってしまうため作成するべき記事の数も大変な量になってしまいます。
作成するブログの規模にもよりますが、100~200記事程度のコンテンツ量を想定するのであれば、全体で狙うキーワードの検索回数は50,000回程度を目安に選定するのが適切と言えるでしょう。
②:カテゴリ毎に狙うキーワードを決める
続いてカテゴリ毎に狙うキーワードを選定します。
先ほどの作業でブログ全体で狙うべきビッグキーワードは決まりました。
カテゴリではビッグキーワードに準ずるミドルキーワードを選定していきます。
というわけで、まずはキーワードリサーチツールを利用してビッグキーワードに準ずる関連キーワードを洗い出していきましょう。
ここではゲットキーワード(GetKeyword)というツールを活用します。
ゲットキーワード(GetKeyword)については以下の記事で解説していますので、使ったことがないという方はぜひ参考にしてください。
>> ゲットキーワード(GetKeyword)の登録 ~ 使い方を解説!
先ほど、例に挙げた「WEBデザイナー」というキーワードで関連キーワードを抽出すると以下のような結果となりました。
これらの関連キーワードからカテゴリ候補となるミドルキーワードを選定していきます。
ミドルキーワードの定義は検索回数が1万回~1000回程度のキーワードですので以下のようなキーワードがカテゴリ候補となります。
- WEBデザイナー やめとけ(検索ボリューム 12100回)
- WEBデザイナー 未経験(検索ボリューム 12100回)
- WEBデザイナー 年収(検索ボリューム 8100回)
- WEBデザイナー 向いている人(検索ボリューム 6600回)
- WEBデザイナー 資格(検索ボリューム 5400回)
- WEBデザイナー 求人(検索ボリューム 4400回)・・・etc.
この段階ではあくまでも候補ですので実際に扱うかどうかに関わらずまずは全てのミドルキーワードを抽出しておくことをおすすめします。
③:記事毎に狙うキーワードを洗い出す
ミドルキーワードの抽出が完了したら続いて記事レベルで狙うキーワードを洗い出していきましょう。
ここでもゲットキーワード(GetKeyword)を利用します。
先ほど抽出したミドルキーワードで再度検索を掛けてみます。
例えば、「WEBデザイナー 未経験」というミドルキーワードで検索してみると以下のような結果が得られました。
ここで吐き出されたキーワード群は全て記事の候補となりますのでコピーしておくか、CSVダウンロードをしておきましょう。
④:検索ボリュームと競合性をチェックする
ここまでの作業で記事レベルで狙うべきキーワードの洗い出しが完了しましたが、実際にそれらのキーワードを使って記事を作成していくかどうかを検証していきます。
さきほど「WEBデザイナー 未経験」というミドルキーワードから吐き出されたスモールキーワードは300個以上ありましたがその全てを採用するわけではありません。
採用すべきキーワードの条件は以下の通りです。
- 検索ボリュームが10以上のキーワード
- 競合性が(低)のキーワード
検索ボリュームが10以上のキーワード
抽出したキーワード群の中には検索ボリュームが0となっているものも多く含まれています。
検索需要がないキーワードで記事を作成しても無駄になる可能性が高いのでこうしたキーワードは除外しましょう。
競合性が(低)のキーワード
検索需要はあれど競合性があまりに高いキーワードは記事を作成しても上位表示できずに埋もれてしまう可能性が高くなってしまいます。
そのため採用するキーワードは競合性が(低)となっているものを選ぶようにしましょう。
「WEBデザイナー 未経験」というミドルキーワードから吐き出されたスモールキーワードの中からこれらの条件を満たすキーワードを抽出すると23個ありました。
つまり「WEBデザイナー 未経験」というカテゴリにおいて作成すべき記事は23本あるということになります。
⑤:キーワードを整理する
ここまでの作業でキーワードの洗い出し作業はひとまず完了です。
ここまでの作業により、ブログの構造は以下のようになっているはずです。
ブログ全体ではビッグキーワード、各カテゴリではミドルキーワード、各記事ではスモールキーワードを狙うというピラミッド構造になります。
一つのテーマに絞ったいわゆる特化型のブログの場合はこのような構造となるようにキーワードを選定すると記事数が増えていくにつれてブログ自体がビッグキーワードに対する専門サイトとして評価されるようになりますのでSEO効果を見込むことが期待できます。
というわけで扱うべきキーワードは決定しましたのであとは実際に記事を作成していくのみとなるのですが、その前に今一度キーワードを整理しておきましょう。
抽出したキーワードをよく見てみると似たようなキーワードがいくつかあるはずです。
例えば「WEBデザイナー 未経験 やめとけ」と「WEBデザイナー やめとけ 未経験」のように語句の順番が異なるだけで検索意図はほぼ同様のキーワードはひとつにまとめてしまいましょう。
検索意図は同様なのに異なるキーワードで記事を作成すると似たような内容の記事がふたつ出来上がってしまいます。
似たような記事は検索エンジンから「重複コンテンツ」と判断されてマイナス評価されてしまう場合がありますので注意が必要です。
また、似たようなキーワードを潰していく作業と並行してカテゴリ名となるミドルキーワードについても見直しておきましょう。
カテゴリ候補のミドルキーワード群の中には極端に作成すべき記事数が少ないカテゴリが出てくることがあります。
あまりに記事数が少ないカテゴリページは「低品質コンテンツ」とみなされてしまう場合がありますので注意が必要です。
ミドルキーワードの評価を高めるためにもひとつのカテゴリ内には最低でも5記事以上は入れておきたいところです。
5記事にも満たないカテゴリページはミドルキーワードで狙わずに統合できそうなカテゴリページに加えてしまいましょう。
こうしてキーワードを整理することで作成すべきカテゴリ・記事ページがはっきりとしますので後々、迷うことがありません。
一連の作業はいささか面倒ではありますが、新規でブログを立ち上げる際にはこの流れでキーワード選定を済ませておくことをおすすめします。
まとめ
今回はキーワード選定のやり方について解説してきました。
本記事で紹介したキーワード選定の手順をおさらいすると以下のようになります。
- ブログ全体で狙うキーワードを決める
- カテゴリ毎に狙うキーワードを決める
- 記事毎に狙うキーワードを洗い出す
- 検索ボリュームと競合性をチェックする
- キーワードを整理する
特化型ブログの場合は以上の手順でキーワード選定を行うとブログの構成も自然と出来上がるとともに作成すべき記事もはっきりとするのでおすすめです。
ブログのボリュームをさらに増していくのであれば、競合性が(中)以上のキーワードも拾っていくようにしましょう。