
こんなお悩みを抱えていませんか?
ブログ記事では読者さんに不快な印象を与えることなく自然にCTA(Call To Action)へと導くライティング力が求められる場合があります。
そんなときに効果を発揮するのが「DESC法」と呼ばれるブログ記事の書き方テンプレートです。
DESC法を活用すれば無理なく読者さんを次の行動へと促すことができるようになりますのでぜひマスターしておきましょう。
・・・というわけで本記事を読むと
- DESC法とは?
- DESC法の基本的な使い方
- DESC法の具体例
- DESK法の活用例
以上のような内容を知ることが出来ます。
DESC法とは?
DESC法はアメリカの心理学者ゴードン・バウアーらによって提唱されたフレームワークです。
もともとは会話術として活用されていたものですが、文章においても威力を発揮するフレームワークですのでブログ記事でも広く用いられています。
DESC法を活用すれば相手に不快な印象を与えることなく自分の提案を承諾させることが可能となります。
ブログ記事においては読者さんに次の行動を促す際には効果を発揮するフレームワークとなっていますので「収益記事」では特に威力を発揮します。
もちろん、「集客記事」でも他の記事へ誘導するような場面では効果的なフレームワークですのでぜひとも身につけておきたい書き方テンプレートのひとつと言えます。
DESC法の基本的な使い方
DESC法は以下のような構成要素から成り立つ書き方テンプレートです。
- Describe(描写する)
- Express (説明する)
- Suggest (提案する)
- Consequences (結果を伝える)
Describe(描写する)
まずは読者さんの行動や解決すべき問題の現状などを客観的に描写します。
ここでは客観的な事実を伝えるのみに留めるようにしましょう。
自分の思い込みや感情、推測が入らないように注意してください。
あくまでもこのパートの目的は客観的な事実を読者さんに伝えることにあります。
Express (説明する)
ここでは「Describe(描写する)」で伝えた客観的な事実に対する自分の主観的な意見を述べます。
注意点としては感情的にならず、理性的に自分の意見を述べるようにすることです。
感情的になると、論点がずれてしまったり、攻撃的になってしまい、読者さんの反感を買ってしまう恐れがあります。
あくまでも冷静に自分の意見を述べるようにしましょう。
Suggest (提案する)
続いて読者さんが抱える問題を解決するための具体的な提案をします。
注意すべき点としては読者さんが実践できる現実的な提案をすることです。
強制しようとしたり現実的ではない提案をすると読者さんの反感を買ってしまいます。
読者さんにとって現実的であり、なおかつ検討の余地が十分にある有意義な提案をする必要があります。
Consequences (結果を伝える)
最後に前述した提案を受け入れた場合の結果を読者さんに伝えます。
前述した提案が読者さんにどのような結果をもたらすのかを説明しましょう。
もし、得られるであろう結果に納得がいかなければ読者さんはあなたの提案を受け入れてはくれません。
あくまでも状況をより良くするための提案ですので、読者さんにとっても十分にメリットが感じられるポジティブな結果となることをしっかりと伝えるようにしましょう。
DESC法の具体例
Describe(描写する)の例文
度重なるGoogleのコアアップデートの影響により個人ブログが検索結果の上位に表示されるのはかなり困難になってきています。
「Describe(描写する)」の例文はこんな感じです。
主観的な要素は入れずにあくまでも客観的な事実のみを伝えるようにします。
文章に肉付けする場合には科学的なデータや専門家の意見などを取り入れると文章に説得力が生まれますので積極的に活用するようにしましょう。
Express (説明する)の例文
Googleなどの検索エンジンからの流入は集客手段としては非常に魅力的です。
しかし、上述したような理由を鑑みると検索エンジンからの集客のみに頼り切るのは得策とは言えません。
「Express (説明する)の例文」はこんな感じです。
自分の意見を述べるパートではありますが、感情的にならずに理性的に意見するようにします。
「〇〇するべきだ!」、「✕✕じゃないといけない」等、感情的な表現をしてしまうと読者さんからの反感を買ってしまいます。
あくまでも冷静に自分の意見を述べるようにしましょう。
Suggest (提案する)の例文
そこで、SNSの運用も取り入れてみてはいかがでしょうか?
ブログの他にSNSも運用するなんて大変だと思われるかもしれませんが、検索エンジン以外の集客経路を増やすことはリスク分散にも繋がるのでおすすめですよ。
「Suggest (提案する)」の例文はこんな感じです。
ここでもやはり感情的な表現は控えるようにします。
あくまでも読者さんが実践可能な「提案」をするパートですので、行動を強制するような表現とはならないように注意しましょう。
Consequences (結果を伝える)の例文
ブログ運営とともにSNSアカウントも育てておけば、万が一、コアアップデートの影響で圏外に飛ばされたとしてもフォロワーさんは必ずあなたを見つけてくれます。
複数の媒体を活用することはリスクヘッジとなりますので、結果としてビジネスを安定させる効果が見込めますよ。
Consequences (結果を伝える)の例文はこんな感じです。
あなたの提案を受け入れることでポジティブな結果が得られることを読者さんにしっかりと伝えるようにします。
提案に納得した読者さんに対しては次の行動を促すようにします。
ブログ記事では外部(アフィリエイト)リンクや関連記事へのリンクを用意して、次の行動へ移ることを読者さんに促しましょう。
DESK法の活用例
最後にブログ記事におけるDESK法の活用例について解説します。
ブログ記事構成にDESK法をあてはめる場合は以下のように活用できます。
- リード文 Describe(描写する)
- 本文 Express (説明する)/ Suggest (提案する)/ Consequences (結果を伝える)
- まとめ文 Suggest (提案する)
リード文、本文でDESC法を完結させて、まとめ文のパートで再度、「Suggest (提案する)」を提示して読者さんに次の行動を促すようにします。
記事構成そのものにあてはめる場合は以上のような使い方になりますが、もちろん本文パートの各小見出し記事内にも適用は可能です。
DESC法は読者さんに不快感を与えることなく納得してもらいたい場合には有効なフレームワークです。
同様に読者さんに納得してもらうことを目的とするフレームワークとしてはPREP法という書き方テンプレートがあります。
>> ブログの書き方テンプレート「PREP法」を解説【例文あり】
PREP法はブログ記事執筆の際には基本とも言える型ですので使用されることが多いフレームワークですが、「押しの強さが目立つ」というデメリットがあります。
PREP法をあまりに多用すると読者さんに押し付けがましい印象を与えてしまうことがありますので注意が必要です。
文章作成の際には意識的にDESC法も織り交ぜるようにすると適度に柔らかさを演出することができますのでぜひ活用してみてください。
まとめ
今回は数あるブログ記事の書き方テンプレートの中から「DESC法」について解説してきました。
DESC法は以下のような要素で構成される書き方テンプレートです。
- Describe(描写する)
- Express (説明する)
- Suggest (提案する)
- Consequences (結果を伝える)
DESC法は読者さんに不快感を与えることなく自分の主張や提案を承諾してもらいたい場合には非常に有効なフレームワークです。
押し付けがましい印象を与えることなく自らの提案を読者さんに受けいれてもらいたい場合にはぜひ活用してみてください。